カーボン印刷は、用紙の裏面にカーボンインキを印刷することで、1枚目に記入した文字が下に重ねた用紙にも同じ様に写るようにする印刷です。
最近では、複写伝票と言えばノーカーボン紙が主流ですが、カーボン印刷紙も長期保管が必要な金融関係の書類や、役所や行政機関で使用する書類など根強い需要があります。
カーボン印刷のメリットとして
- ノーカーボン紙と比べて発色性に優れ、複写枚数が多い場合でも一番下までしっかりと発色されます。
- 経年劣化に強く書いた文字が、何年も消えることがありません。
- 様々な用紙に複写することができます。例えば、色上質、タック紙、ユポ紙等の用紙に発色が可能です。
- カーボンインキは、アイ、黒以外に赤、紫、茶、緑があり発色の色を変えることで改ざん防止・偽造防止の効果があります。
使用例としては、保証書、契約書、棚卸票、返品伝票、修理伝票、納付書等で使用されています。